三郷市で根本改善なら「夢のはり灸接骨院」

鍼灸は日本にいつ頃伝わったのか?

鍼(はり)灸(きゅう)の歴史は長く古代中国で3000年以上前から行っていたという文献が残っています。

発祥は古代中国ですが、日本に伝わってきたのは、6世紀頃に中国から仏教などと共に中国の伝統医学として(現代で言う東洋医学)伝わったとされています。その頃中国では、中国医学伝統医療の学問の一つとされていました。

6世紀頃とは西暦501年から600年で、その時代の日本は、古墳時代後期や飛鳥時代の頃とされています。中学や高校などの歴史で習うかた思いますが、遣唐使や遣隋使などと言った当時では、中国との貿易が盛んな時代でした。

 

鍼灸のルーツは?

そもそもの鍼のルーツとしては、古代中国よりも前の新石器時代(日本では縄文時代頃の紀元前14000年から前4世紀)に遡り、その頃は、現代の鍼みたいに細い金属の鍼ではなく石器時代と名前が付いているくらいなので、その当時の施術法としては、石を研いで、矢じりのように鋭く尖らせたり、動物などの骨を石同様に鋭く尖らせたりして、痛かったり怪我をした所に浅く刺激をしたりして治療を行っていました。今で言う外科的な処置として行う事が多く、体の不調で、薬草などを使うのが漢方、痛い所を摩るなどがマッサージとして現代に残っています。鍼施術も金属の文明が発達してくると今までの石や骨などではなく鉄の鍼を使うようになってきました。

 

鍼の種類や違い

鍼の種類も中国と日本ではそれぞれ独自に発展していっています。日本での鍼は、日本人は中国人よりも刺激に過敏と言われているので、中国での鍼とは違い髪の毛くらいの非常に細い鍼を使用しています。(髪の毛の細さは0.1mm~太くても0.2mmといわれています。)

逆に中国での鍼は、太い鍼を使う事で、より高い効果があると言われていますが、太い分痛み刺激が強いのが特徴になっています。

同じ「鍼」だったとしても中国の太い鍼ではなく日本では日本人に合わせた細い鍼に独自に改良されていき今に至っています。

日本の鍼の特徴としては、細くて短いのに対して、中国でのはりの特徴は、太くて長いです。長いと30センチくらいある鍼も使われています。日本では長くても7センチから8センチくらいで、普段一般的に使うはりは4、5センチくらいです。

 

近代から現代の鍼施術

江戸時代頃になると鍼灸も一般庶民の民間療法として広まっていっています。しかし明治に入ると西洋医学が台頭してきて、中国などでは、正規の医学として認められてはいましたが、日本では今まで古くから行っていた鍼灸や漢方などの伝統医療は非正統医学として下火になっていってしまいました。

さらに昭和に入り、戦後になると戦争に負けてGHQから、鍼灸や漢方などの東洋医学は、非科学的な療法とされ、禁止される寸前までいきましたが、存続運動が功を奏し、しっかりとした法律の整備がされ認められるようにまでなってきました。

最近では、WHO(世界保健機関)でも鍼灸の効果を認められるようになってきて、世界的な普及につながり、西洋医学と東洋医学のお互いの足りない所の補完など統合医療として国際化してきています。

 

東洋医学とは

東洋医学とは中国や韓国、日本などの東アジアで発展してきた医学の事をさす事が多いです。

中国では、中国が中心として日本が東側なので、日本の伝統医学を東洋医学と認識している事が多いです。

では、実際「東洋」と言う言葉が日本で使われ始めてきたのはいつ頃かというと明治頃(1900年前後)に「東洋」「西洋」と今までの伝統医療・伝統医学の事を東洋医学、欧米などの外から入ってきた今で言う現代医学が西洋医学としてそれぞれの文化を区別する言葉として言われてきました。

それ以前は、伝統医療などと言われ鍼灸も民間療法として一般的な施術として知られていました。

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